福知山天座の田楽あまざのでんがく

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京都府福知山市上野条地区にある御勝八幡宮で25年に一度開催される御勝大祭。
そこで天座地区の方々が奉納される田楽「天座の田楽」は京都府の無形民俗文化財に指定されています。
この田楽は「烏とび」「ビンザサラ」「猩々舞」の3つの踊りで構成されています。
「烏とび」は裃姿で頭に烏帽子を付けた3人の少年が横一列に並び、笛に合わせて左右に飛ぶ踊りです。元々は笛の音色に合わせて踊るのみでしたが、「烏」をイメージし踊りの最後に額に扇子を当て、「カーッ」と声を出すようになったと云われています。
「ビンザサラ」は裃姿の男性が腰には刀、頭に烏帽子、口には榊の葉を咥え、正面を向いて横2列6人ずつ並んで踊ります。手には「ビンザサラ」という木の板が88枚繋がった打楽器を持ち、目の高さまで持ち上げ、持つ手をひねり打ち鳴らします。
「猩々舞」は2人の青年が緋色の羽織はかま姿、頭にも緋色のカツラをかぶり、扇を持ちながら謡に合わせて踊るもので、能の面影が残されています。武田信玄率いる武田家が滅んだ際に、その家来達が天座地区に移り住み、そこから伝承されてきた舞と云われています。

エリア
福知山
所在地
御勝八幡宮:福知山市上野条
大歳神社:福知山市天座
開催日・日時
25年に一度10月に行われる御勝大祭にて奉納(平成27年に開催、次回開催予定は令和21年)
また、随時天座地区でも奉納している
アクセス
御勝八幡宮
国道176号線を宮津方面へ下野条交差点を左折府道528号線に入り約5分

大歳神社
国道176号線を宮津方面へ南島を右折府道63号線に入り左折
WEBサイト
お問い合わせ
森の京都DMO
協力
天座文化財保存会
備考
写真提供:福知山市

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